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ホビットの冒険(J.R.R.トールキン著 瀬田貞二訳)

hobit

えー。「ホビットの冒険」は、とりあえず横に置いときまして.....


映画「ロード・オブ・ザ・リング」制作の噂を聞いた時には、ファンタジー界のバイブル「指輪物語」(トールキン著)が、とうとう実写で本格映像化か!と興奮したものです。

何がそんなに興奮かと言えば。
現在私達が目にするコンピューターRPGってのは、元々テーブルトークRPGがベースになってて、さらにその元となる小説が「指輪物語」。源流中の源流。ザ・元祖。

そりゃなんにでも元祖ってのはあるもんですが、何がすごいって、指輪物語の世界観や設定はほぼそのまま、未だにかなりのゲーム内で使われてるという事実。
それほどまでに、魅力的で完成された体系だったと。
ゲームに限らず、これ以降のファンタジー小説は当然のこと、ファンタジーに分類される全てのものに多大なる影響を与えてる訳です。

ただ、あまりにも壮大な話ゆえに、実写での映像化は不可能と長らく言われていて、これが現代の映像技術により、ようやく実現の運びに。
こうした経緯から、映画化に胸踊らせた者どもが全世界に数億人いたと言います。
いや、数字に全く根拠はございません。ちょっとサバ読み過ぎました。ごめんなさい。

でもでも、もうほんとすごいことなんですから!
と言う私はといえば、原作は20年ほど前に読んだきり。内容を思い出してみるも...
えっとー ホビットがいてー いろいろあってー 指輪を捨てに行く。以上。
私の脳内メモリーに残っていた情報は、あらすじより短い。
うおーい!

これはイカン!と、原作を読み直し。
昔のハードカバーはちょうど各パートごとで3冊だったのが、文庫だとなんと9冊。
集中力も読書意欲も激減してしまった今の私に読めるのか、不安を抱きつつ読み始めたら、思ってたより読みやすい。
ページ当たりの文字数が少ないし、紙質とフォントが良くなってるのって意外に効く。
何より、元の訳に少々手を入れてあって、随分と雰囲気が出ていたのも良かった。

それでも、各々の映画を見る前にその部分を読もうと決めたら、映画に追われるかのように急かされて読まなくてはならず、最後の「王の帰還」なんて、早く読まないと公開終わっちゃう~と、半ベソ状態で読んだとさ。

しかし、頑張って読んだ甲斐あり、映画での早い展開にも登場人物の多さにも混乱することなく、その世界にどっぷりつかることが出来た。
映画の完成度に関しては、言わずもがな。
ピーター・ジャクソン監督。あんた、すげえよ。

監督は、指輪物語の前作とも言える「ホビットの冒険」も撮ってみたいと仰った。
なに?! これは今度こそ余裕をもって、今から原作読んでおかねば!!


.....以上が、この本を読むに到るお話でございます。前置き長っ!

では改めまして、本筋の感想を。
児童小説なので、文体がですます調で統一されており、それがどうにも読みにくい。
昔読んだ指輪物語もこのせいで、なかなか読み進まなかった覚えがある。
それさえ除けば、とてもいい訳なんですけどね。
まあ、こちらはそれほどボリュームもないし、登場人物や出てくる名称も大して多くなく(でも主人公達一行は15名)、スラスラ~っと、数ヶ月かけて読みました☆
寝床で読んでると(しおりが移動する間もなく)つい寝ちゃうんですもの…

内容? 内容はいいんです。
冒険譚といえばドラゴンとお宝、そして、ドワーフ(髭!)とくれば、全ていいんです。
映画になったら、こんなビジュアルになるのかな?みたいな想像が先に立ってしまって、純粋に話を楽しめない、汚れた大人になってしまったのです。

読んでみて、やはり映画に向いている話だと確信しましたよ。
悪い竜を倒して盗られたお宝取り戻せ!という単純なストーリーですし、かといって話はそう単純でもないし。1本の映画にするならちょうど良いボリューム。

ファンタジー物は、まず話に入り込めるかどうかが最重要なのに、神話や妖精物語を聞いて育っていない日本人にとっては、指輪物語のような世界がいきなり展開されても、ついていけない人間だって多かろうと、「ロード・オブ・ザ・リング」を見て実は思った。
「ホビットの冒険」を映画化してもらって、実質上の4部作構成とすれば、もっともっとこの物語を楽しめる人が増える筈。
これは、誰にとっても期待大ですぞ!

その後、入った情報。
「ホビットの冒険」の映画化権は複雑になってるらしく、その調整をしなくてはならないので、制作開始は早くて数年後とのこと。

・・・ はぁ~ がっくし。orz

dwarf_oyajis

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