シベリア超特急
突然ですが、ここで一つの例え話をさせていただきます。
とあるラーメン屋に行ったと思って下さい。
豪華ではないけれど雰囲気が良く、サービスも行き届き、厨房でもホールでも従業員は驚くほど懸命に働いています。
ただ、この店には一つだけ難点がありました。
そう、肝心のラーメンが激マズなのです。しかもとんでもないレベルです。
それもそのはず、ここの店主はラーメンがあまりにも好きで好きで、あげく自分が名料理人だと信じ込んで開店するにまで到った、単なるおじさんなのでした。
でも、彼のラーメンを愛する心、客へのもてなしの心は本物です。
食べ終わって店を出て行く時、その店主が深々とお辞儀をし、こう言うのです。
「お味はいかがでしたでしょうか?」
穏やかな物腰、満面の笑みと、自信に満ちた声。
そんな時、人はどうすればいいのでしょう?
超駄作だとかクソだなんて、私には言えない… とても言えないよ…
「シベリア超特急2」も録ってあるんだが、それを観る勇気はまだ、ない。

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