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サンク・オ・ピエ

今回は珍しく、料理の予告あり。
チーズフォンデュとパエリアが出るというので、とっても楽しみにしていた。

まずは、広島産牡蠣。with シェリーフィノ。
料理名をきちんと聞かなかったけど、ずばり、牡蠣におろしポン酢なわけで。
シェリーもシェリーグラスではなく、足のないリキュールグラスだかショットグラス。
これが、ちょっと切り子を思わせる、冷酒用グラスのような雰囲気。
酒は冷酒みたいだし、料理は突き出しみたいだし、当然のように箸でいただくと。
気分は料亭か居酒屋か、まったくもって和食じゃないスか。(笑)
今回はいつもより、遊びが入ってることを予感させる始まり。

しかも、さりげなーく出してるけど、この火の通し方の加減や、おろしソースの味などは、そこらで出せるもんじゃーありません。
シェリーと合わせるには、大根おろしにシェリーを少々加えるのがコツとか。
いいこと聞いた。そこだけ今度真似してみよう。_〆(。。)メモメモ…

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チーズフォンデュは、一人ずつ取り分けられて供される。
わざわざ取り寄せたという、スイスワインと共に。スイスのなんて初めて飲んだ。
これが結構合う。とろけたチーズがたまらんなあ。意外にいいのは京芋。これウマ!
京芋はうちでやる時真似しよう。_〆(。。)メモメモ…

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パエリアはなんと2種。鯛のパエリアとイカ墨のパエリア。これにスペイン産赤2種。
鯛のパエリアなんか、極上鯛飯。鯛の味が活きてる~
鯛の骨でとった出汁で炊き込んであるから、米の一粒一粒が旨いんだ。
ほんの僅か感じる芯とおこげ、そのギリギリの線で絶妙な炊き具合の米は、噛みしめるごとに口の中を旨味がじわーっと広がる。

それと、チーズフォンデュの時もそうなんだけど、ワイン単体ではもっさりした味(^^;)だなあと思ったら、料理と合わせりゃ妙に合う。
その土地の料理と地酒の強い関係を、改めて思い知らされたり。

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メインは、黒豚にエゾ鹿を加えたミートローフ。
フライパンで丸くでっかく焼いたのを見せてもらう。
ん?ミートローフっつーか、どっかでお目にかかったお姿。どちらさんでしたっけ?
これを切り分け、デミグラ風味のシャンピニオンソースで。
んん? もしやこれって、ハンバーグ?! こう来ましたか~
これもそこらのハンバーグに非ず。挽肉にせず混ぜたエゾ鹿肉が、なんとも良い。

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デザートは、プリンとチーズケーキ。これにソーテルヌ。
定番ながら、いや定番だけに揺るぎない美味さ。デザートにソーテルヌ最高。
で、最後にはきっちり、フレンチへ帰ってきたと。

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日本→スイス→スペイン→ドイツ→フランスと、日本+ヨーロッパ周遊食の旅ですな。
チーズフォンデュとパエリアは予告どおりとはいえ、こんなんフレンチの店で作らせちゃっていいんかいな。と少々後ろめたく思ってたら、それを逆手にとった、この趣向。

また、現地のワインを合わせるほど再現にこだわりながら、オリジナルよりもっと美味しくしちゃうよん♪な技をチラチラ見せるのがニクいなあ。
料理人とは、職人であり、エンターテイナーでもあるんですねえ。

そんなシェフには、二つの意味で「うまい!」という賛辞を贈らせていただきます。

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