サンク・オ・ピエ
「ホタテとサーモンのテリーヌ」
ほぼ原形をとどめないほど加工されているのに、素材そのものの味がする。
まぎれもないシャケの旨味、ホタテの歯ごたえと味。
そう、これは北海道の豊かな海そのものだ。
オホーツクの荒波が、はっきりと脳裏に浮かびましたぞ。
(私は北海道行ったことありませんが)

「フォアグラ100%のテリーヌ」
ようやく、またお会いできましたね。
数ヶ月ぶりだけどお変わりなく・・・いや、これは以前のより厚いぞ。とてもブ厚い。
うれしいじゃないですか。だがむしろ、さらに倍の厚さでもよろしくてよ?
おお… フォアグラの旨味に、バターの口溶けだけを合体したかの如く。
雑味や脂のしつこさ、そんなものは皆無。
相性抜群の甘いソーテルヌと口に含むと、口中に気品溢れる菓子を創出したかのよう。
それもすぐにサーっと流れていき、双方の良い香りの余韻が残る。
何度食べても、美味いものは美味い。

「ブイヤベース」
具は、タイやエビやハマグリなど。具だけ見ると和風。ひな祭りみたい。
それぞれの食材で最適となるよう加熱具合を変えてあり、スープは魚介の出汁がバッチリ、このせっかくの味を壊さない程度にサフランを効かせて香味よくまとめている。
名前を聞き忘れたが、一緒の白ワインがすっきりさっぱりとして、妙に合う。

「フランス産鳩のサルミ仕立て」
久々の鳩。なんか、記憶よりずっと美味い。腕を上げましたねシェフ。
皿に並ぶは手羽先や手羽中、大きさも似ていて、見た目まるで鶏。けど全く違う。
といってクセがある訳でなし、まだ鶏のほうが独特の匂いあるかも。
しかし、味があるんですなあ。深い味わい。またこのソースがさらなる深みへと。
これに合わせるワインは、「Gruaud Larose 1988」。
こいつは驚いた。とにかく香りがいい! 香りだけでご飯が食べられる。
いや、ご飯はともかく、飲まずとも香りだけ嗅いで食事したら、贅沢な晩餐になるよ。
意外にも重たくなく、古酒とは思えない口当たり。
もっと重厚な取り合わせになるのかと思ったら、どちらも軽やかで繊細。
されど、奥深い滋味に富んだ両者が複雑に絡み合って、ちっとも飽きやしない。


「5 au pied 5周年の5種類のデザート」
卵黄のみ使用のカスタードプリン、本物をより凝縮した味のバナナタルト、カカオ薫る生チョコ、それぞれが個性の違う濃厚さ。
それらの合間に、イチゴのフレッシュな香り、シークヮーサーシャーベットの酸味と苦みが、さわやかで心地いい。
濃厚なのとさわやかなのを順繰りに食べていけば、いつまでも各々が鮮烈に味わえる。
これイイ! 今後デザートは5種類デフォルトということで。(←作るの大変です)

今回サンク5周年記念なので期待はしていたが、完全に期待以上。
また、秋冬のどっしりした料理から衣替えをするかのように、彩り良く華やかな味が春らしい気分にもさせてくれた。
うーん、大・満・足。
そして、ビバ!5周年!
サンクますますのご発展をお祈りいたします。
10周年記念のデザート10種盛りが、今から楽しみだ。(←それはありません)
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コメント
旨かったねぇ。
一番びっくりしたのは「Gruaud Larose 1988」ですな、やっぱり。
私は「芳醇」という言葉の意味を知ったよ。
二番目のびっくりは鳩。
前に食べたときはちょっと苦手かな?って思ったのに、今回はとっても美味しかった。
また誘ってねん♪
投稿 倭姫命 | 2006.03.16 08:32 午後