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今年読んだマンガを振り返ってみる2006

昨年振り返ったので、今年もやらなければならないと、何故かそんな強迫観念が。
それも大晦日に。そんな決まり作った訳じゃないのに。
収まりきらなくなって、とうとう床平積みになったマンガの怨念が、そうさせるのか。


「ファイブスター物語」(永野護著)

Fss

いまさら語るもおこがましいが、久しぶりの新刊でしたので。
SFというよりはファンタジー、ていうか神話。主人公もろ神様。

さて、あたりまえのことだが、科学技術は常に進歩し続けるなんてことあり得ない。
この世界は、まさに科学技術爛熟期であり、最新鋭機が最強では当然ない。
技術そのものに大きな差はないとすれば、設計力の優劣が強さにつながる。
つまり、デザインセンスが強弱を分けるというような、さすがデザイナー的発想だが、あり得るなぁ~と納得させられたり。

あくまで架空ではあるが、歴史物でもあったりする。
歴史年表は最初から公表されているので、物語の結果はみんな承知してるのに、エピソードを興味深く読ませるって、並のストーリーテラーじゃない。

こんだけ様々なエッセンスがこれでもかとブチ込んであって、破綻をきたした電波系マンガにならないのは、卓越したセンスのなせる技か。
誰にも真似出来ないし、真似したところで物真似のレベルにすらならんほど、飛び抜けちゃってる作品。


「BASTARD!!」(萩原一至著)

Bastard

いまさら語るもおこがましいが、久しぶりの新刊でしたので。そんなんばっか。

これはパロディの塊のような作品。パロディだけで構成されてるとすら言える。
このパロディの積層状態は、どっからどこまで意識的にやってるのかもわからん。
そして、パロディといえど、物凄いエネルギーを注入してやれば、強烈な光を放ち、オリジナルな存在へと昇華する。

人間の営みそのものが全て模倣の積み重ねで成り立ってることを思えば、独自だパロだと言うこと自体がナンセンスだと言いたいのか。
小うるさいことガタガタ言わず、作品そのものをしっかり見据えてみろ!と主張してるんだかしてないんだか、おちょくってるだけなんだか。
で、これ、ちゃんと完結するの?


「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子著)

Nodame

いまさら語るも(略) これは久しぶりじゃないな。

この人も徐々に好きになってきた人で、バブル期あたりのマンガには見向きもしなかったけど、「平成よっぱらい研究所」に衝撃を受けて以来、崇めている。

最近はさらに脂が乗り、のだめは誰もが認める作品だが、そのドラマ化については、クラシック音楽のマンガを映像にしたらボロ出まくりで台無しだろ~ とかバカにして観なかったら、結構評判良かったりしてやや後悔。
1月に始まるアニメ版は、観よう。


「エマ」(森薫著)

Emma

本編は終了しましたが、特別編などで連載継続中。

単なるメイドマンガと侮るなかれ。時代考証はなかなかのもの。
なにせこれほど生活に密着した職業もなく、当時の生活を事細かに描写している。
しかも、舞台はヴィクトリア期のイギリス。
産業革命であり、科学革命でもあり、万国博覧会があり、推理小説の舞台であり。

当時この地を訪れた日本人が、その強大さに圧倒され絶望感を味わったほどの国。
経済も科学も文学も凶悪犯罪も、ここで現代の雛形が一気に生み出されたからには、その活気たるや凄かったのだろうと想像する訳です。
それをマンガで再現してくれる。しかもメイド付き。これはお得だ。(笑)


「しゃにむにGO」(羅川真里茂著)

Syanigo

スポーツもの、特に学園スポーツ青春ものってのは、設定が非常に限定されているため、陳腐な展開になりやすい。が、そこは羅川真里茂。
基本線は明るい青春ものでありながら、身体だったり家庭だったり過去だったり、各登場人物が何らかの事情を抱えており、一筋縄の単純な話でない。

主軸は高校テニスの話なんだけど、最近は、障害者テニスの話も加わった。
障害者スポーツものとしては、「リアル」(井上雄彦著)つーのもありますが、そーゆーとこだけにスポットが当てられてる訳じゃーない。
いろんな人がいて、いろんな事情があって、その各々にもいろんな選択肢があって。

なんつーか、登場人物がみんな懸命なのね。一所懸命でなく、一生懸命。
それぞれ生き方を模索し変化成長しながら、それぞれ頑張ってるとこがいいのです。


「下山手ドレス(別室)」(西村しのぶ著)

Shimoyamate

寡作なほうの作家で新刊にはあまりお目にかかれないのだが、新装版やら完全版で最近やたら買ってる(買わされてる)ような気がする。
その中で、下山手別室はきちんとした新刊。

西村しのぶの描くマンガは、若かりし頃の私にとって雲の上の憧れの情景。
されど、絵空事の夢物語でなく、自分とは別の現実世界にある幸せ。
少女マンガに胸ときめかせる夢見る乙女の気持ちって、こんなんかも。と思ったり。

それでも、下山手とか近年のエッセイマンガでは、飲み食いの部分や、石けん生活なとことか、自分と重なる部分が出てきたのは嬉しい。

この人は、いいものを見極め取り入れる才能が、マンガにも生活スタイルにも現れており、希有な存在として強い支持を受けるのもよくわかる。


「蔵人」(尾瀬あきら著)

Kurando

「夏子の酒」の尾瀬あきら新作、日本酒もの。
そんなん出ちゃうと、駄作でも自己模倣でも、何でも買いなんですけどね。

とりあえず、夏子の酒は造りのことばかりだったけど、今度のは酒販店や飲食店の話や、燗などの飲み方についても、広範に語ってくれそうで期待。
日本酒の魅力をさらに広め、日本酒が再認識されるほどになるといいな。


「もやしもん」(石川雅之著)

Moyashimon

微生物マンガ。
これほど微小ながら、これほど広大な題目もそうあるまい。

だいたい、微生物がいなければ、動物も植物も生きていけない。
全生物の頂点たる人間様なんか、微生物なしで一瞬たりとも生きていられない。

私自身の生活形態も、微生物のお世話になるものの割合が多くなってきており、これを読むと、体の内外で活躍してるんだよなあと実感する。
つーか、むしろ微生物群の中で、生かされているような存在なんだと。

このマンガも、日本酒にだいぶ肩入れしてるから、それも応援。


他にもたくさんいいマンガは出てるけどさ。今日パッと浮かんだのはこんだけ。
年の前半に出たのは、記憶が薄くなってるからかなー

しかし、いつも年明けギリギリだよ。なんとか、間に合ってよかった…

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iPod nano がやってきた

つ、つ、ついにゲットォ! 8GBブラックタイプ様だ!
一年間良い子にしてたから、サンタさんがくれたんだー(焦点の合ってない目で棒読み)

Ipod_nano_black

まず、我が家で古株の、iPod(第1世代!)と並べてみる。
なんだこれ。いくら新旧の製品たって、この大きさの違いはないじゃろ。
容量ほぼ一緒、小さい方のがカラー液晶で格段に高性能だなんてさ。何かのギャグ?
こんな薄っぺたの板ガムみたいなのに、長いことセコセコ集めてきた大量の音楽が入って、ちゃんと聴けちゃうんだもん。
数年前の私なら信じない。今も騙されてるような気になる。

Ipod_g1Ipod_nano_nano

実際に所有すると、自分でも思った以上の感動。
そして、これでようやく最新iTunesとの連携がとれるように。
音楽もいいけど、Podcastコンテンツが、何の手間もなく持ち出せるのは嬉しい。
ニュース、時事解説、物語の朗読、落語、対談や講演やトーク。
いまや、なんでもござれだ。

ポッケに入れといて全く邪魔にならないから、時間があればいつでも聞ける。
車での移動中も、カーステにつないですぐ聞ける。
夜、PCに接続して、自動的に更新&充電が済んだら、寝室のアンプにつなげてスリープタイマーで就寝用音楽。
おはようからおやすみまで。ほとんどの場面で絶賛使用中。
そういや、歩いてる時とか、ウォーキングステレオとしては使ってないな。(笑)

小さく薄すぎて、なくしそうとかポッキリ折れそうとか、そっちの不安はあるけども。
早いうちに、クリアハードケースを買わなきゃ。

あれ? 最近買ったものを見てて気がつく。
セラミック包丁NINTENDO DS、iPod nano。みんな真っ黒。
特に黒製品が好きって訳じゃないんだが、図らずも「黒い三連星」。

Kuro3

どれもすぐ大破しそうなイメージとかそっくり… いや、それは困ります。

Tripledom


長ーく長ーく、使えますように。

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風来のシレンDS

これは完全新作でなく、初代「風来のシレン」のリメイク。それだけに期待のソフト。
Shirends
懸念してた画面の小ささについては、プレイ中ほとんど気にならない。
グラフィックやスクロールの滑らかさは、むしろ良くなっている感じ。
ムービー場面では二画面を駆使し、臨場感がよく出ておる。
移植もの・リメイクものにありがちな違和感がなく、すっかり没入。

そして、ゲームを進めるにつれ実感するのは、やっぱ初代シレンって偉大だっつーこと。
システムとシナリオの完成度は、比類するものが思いつかんほど。
そこを出来るだけ壊さないように、新要素をプラス。なかなかの好印象です。

さて、今の自分の腕前じゃ、当然何度か死ぬだろうと予想していたら、あっさり一周目でテーブルマウンテンクリア。おやまあ。
体感として難易度下がっているのは、アイテム出現パラメータを調整してるのか、極端な偏りがなくなってるせいだと思われる。
他の親切改良も手伝って、かなり進めやすい。

とはいえ、ヌルくはないし、楽勝だった訳でも決してなく。
うっかり話し掛けちゃって、ガイバラ先生に一番大事な保存の壷を叩き割られたり、唯一の回復アイテム・背中の壷は呪われるし、大事な盾を吹き飛ばされたり、おにぎりは底をつき、最後の数面は階段だけを目指して逃げ回り、最終面は杖と巻物を全て使い果たし、総力決算大放出祭。実はギリギリっす。
このギリギリのとこで、勝利を掴み取るのがシレンの醍醐味。
ほんと、昔と変わらず楽しめた。

Gaibara

運に頼る要素が減ったせいで、初心者は腕を磨きながら楽しめると思うし、経験者にとってはカンを取り戻すリハビリ兼ねながら歯応えも充分。
ま、本編は前座で、こっからが本番なんでしょうな。
理不尽なほど難易度の高い新ダンジョンが、待ちかまえていることでしょうよ。

不思議のダンジョンシリーズはいくつもやってきたが、結局またやりたくなるのは、初代SFC版シレンであって、それが置き換わることは今までなかった。
今回、リメイクではあるけども、改良されて遊びやすくなり、新規追加部分もあり、優れた携帯性でどこでも遊べるという魅力が。
眠くなるまでの2~30分、寝床でプレイというスタイルだから無理なく出来たんだし。

どれを選ぶ?と問われれば、これからは文句なくDS版。
新しい部分未経験なのでやり尽くすと評価変わるかもしれんが、現時点での正直な気持ちであります。
SFC版は「1000回遊べる」が売り文句で実際その通りだったけど、DS版は「1000回では遊び尽くせない奥深さ!」ですからね。なにげに自信ありげ。
末永ーく、楽しませてもらいましょか。

唯一不満なとこは、風来日記が一つしか作れないこと。つまり、特定個人専用ソフト。
DSは一人一台所有、ソフトもそれぞれ所持して当然。というメーカーの主張なのか。
人生とは唯一のものであり、自分だけのものである。そんなメッセージなのか。
いや、たぶん理由はそこまで深くない。

なんにせよ、一人に一つ、DSシレン。これ常識。
あー、また買わなきゃならんなあ。

Shiren_ijime

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健康応援レシピ1000 DS献立全集

Ds_kondate

いや、ビックリしました。
この日記で触れた、お料理ナビへの要望が、ほとんど実装されてる件について。
まさかここ見て制作した訳じゃないだろうから、同じような要望が多数届いたのだろう。やはり求めることは、皆一致したと。

で、驚いたのは、前作発売からわずか数ヶ月で、ユーザー意見を的確にフィードバックさせた新ソフト完成させてること。なにその素早さ。
ノリにノッてる企業ってのは、こうまで違うものか。任天堂、恐ろしい子…

ただ、これらは同じ料理ジャンルながら、毛色がやや異なるソフトであった。
お料理ナビが料理作成支援ソフトなら、こちらは献立作成支援ソフト。
条件検索で献立を選んだら、必要食材をメールして、作る準備を整えるまでがメイン。
だから、料理手順の部分はさほどでもないし、音声ナビもついてない。

たまに料理する程度の人間でなく、常日頃から料理担当である主婦層をターゲットにしていると思われ、毎日の献立に頭を悩ませてる人や、カロリーコントロールをしようという人には、いいと思う。
しかし、そうなると料理検索の使い勝手こそがキモである筈なのだけども、それはイマイチなのが解せない。
比較的良かったお料理ナビの検索システムを、何故そのまま採用してないのか疑問。
ソフトハウスなりプログラマなりが違うからなんでしょうけど、そこはなんとかしてよ。


そして、失ってわかる愛もある。
しゃべってるおっさん、いや、シェフか。名前を「ピエール」っちゅうんですがね。
お料理ナビのピエールが恋しい。

台所って結構うるさいから、しょっちゅう「ん?」みたいな反応してるし、包丁の音を命令と勘違いしてレシピを勝手に進めてしまったり。でも憎めないピエール。
合成音声の変なイントネーションが、ウソ外人っぽく、そんなとこもピエール。(?)
起動した時に、「今は○○が旬ですよ!」とか言われると、「ピエールが言うんじゃ仕方ないなあ」って素直に受け入れるぐらいの信頼を寄せるまでに。おお、ピエール…

Navichef

双方のいいとこをうまく取り入れて登場する、「お料理ナビ第2弾」が本命でしょうな。
発売予定なんてまるでないが、まず出るでしょ。当然、ピエールが活躍するのさ。
これから、任天堂の看板キャラは、マリオとピエールで決まり。

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サイゴンレストラン

スープカレー屋に行こうと思ったら、場所を勘違いしてて駅向こうだということが判明し、諦めてよく知っている「サイゴンレストラン」に来てみましたよ。
と、言ったって、池袋には年に1回しか訪れず、毎度寄る訳でもないから、おそらく数年ぶりになりましょうか。

しかし相変わらず、店の入っているビルがすごい。
ここは歴としたベトナム料理屋なのだが、他の階のテナント全部、風俗関係って。
エレベーター乗る時に、すれ違いで降りてくる男性は、皆誰も伏し目がち。
入っていくだけで試練。己の勇気を試される店だ。

SaigonSaigonlogo


昼飯なので軽く行こうと思いつつ、ちょこちょこ結構頼んでしまう。

生春巻と揚げ春巻の両方入りなんてお得なものを見てしまうと、反射的に注文な訳で。
つけダレが、スイートチリソースだけでなく、甜麺醤らしきものもあり、これが結構良かったりして。構成は北京ダックに似てるといえば似てるから当然といえば当然か。
我が家でも生春巻は定番なんで、これは真似させてもらいまひょ。

Harumaki

カレーを頼んだら、昔とだいぶ違う。
以前は、やや風味が異なるけども、見た目典型的な日本のカレー似だったような。
今度のは、ライスが別に盛られており(皿でなく茶碗)、カレーもスープカレーっぽい。
当初予定のスープカレーに、こんなとこでちゃんと出会えたよ。

辛味は強くなってるし、ココナツ味も強い。そんで具がサツマイモ。おお、意外にいい。
全体的にアジアン屋台チックというか、これが本場に近いんじゃろか。
あまりに予想からかけ離れていてビックリしたが、独特の味とバランスには好印象。

Vietnamcurry

麺類は、フォーじゃなくてブンを。
基本的にフォーのほうが好みなんだけど、この辛めのスープにはこちらかも。
あまり辛くないはずのベトナム料理で、なぜか辛いものばかりに。

ダラットワインてのを飲んでみるが、桑の実が加えてあるらしく、確かに変な…もとい、ユニークな風味のワインざますわねえ。
わざわざ加えてこうしているのなら、ベトナム料理の何かしらに合うのだろう。
次回はちゃんと合う料理を聞いてから、再度チャレンジしてみたい。

食後は、ベトナムコーヒー。
そっと上澄みを飲む。 にがっ!
もはや苦みの強いコーヒーとかいう系統の苦さじゃなく、苦汁だよ。苦汁。
沈んだ練乳を混ぜて飲むと、この苦さがほど良いコーヒー味になって、あら不思議。
なんか、古き良きマックスコーヒー(断じて現行のに非ず)を思い出す…


ここ店変わった?てぐらい、しばらく来ないうちに、すごくベトナムっぽくなっちゃって。
ちなみに、ベトナム行ったことないけどな。
いや、本場を知らないながらも、伝わってくる熱の強さみたいのがさ。
こうなると、もっとあれこれいろいろ料理を試してみたくなる。
よりアグレッシブに、また来たい!と、思える店になりました。

つー訳で、次は是非行こう。つまり、また一年後。

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サンク・オ・ピエ

またもやってきました。週刊サンク・オ・ピエ再び。

さて、今回。
ワインの瓶を撮り忘れたので、何飲んできたのかさっぱりです…
料理名も、ほとんどキレイさっぱり忘れ。
もはや、残された写真と舌の記憶に基づいた、推理サスペンス。


まずは、生牡蠣&シェリー。 安心出来る、ザ・定番。
安定した美味さだが、四季で変化する味でもある。
うん、冬の味になってきたね。なんて偉そうなこと言っちゃったりしちゃったりして。

Cinq200612dish1


スモークサーモン。その下に隠れてるのは刻んだ生の白菜。
キャベツの千切りみたいだが、キャベツより歯触りは柔らかく、香りも甘みも柔らかい。
これ一緒に食べると、スモークサーモンの塩味と旨味がくっきり浮き出るの。
よく知った食材の意外な一面。そして意外な組み合わせの妙。おおーって感じ。
市販のスモークサーモンと市販の白菜で簡単に自作可能だけど、それじゃ味は絶対こうならないって即わかるから、余計おおーって感じ。

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前菜3種。もち豚ハム・リエット・タプナード。
前回出た前菜のうちの3品だ。
先週のオールスター勢揃いの時は、目移りしてワタワタしながら食べてたけど、馴染みに会ったような気安さで、落ち着いてじっくり語り合えたような気分。
どれも脂(と油)たっぷりなのに、口当たりまろやか。そしてこのコクは脂でなきゃ。
脂ってだけで悪者扱いされがちだが、こいつら悪いはずない。真っ正直な善良脂!

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これは漂う香りからしてわかった。牛モツ煮込み。 日本語で言うと何ですなぁ。
食べてみりゃ、予想よりずっとコッテリしており、といって粗野な部分は全くなく、この充足感や品格からして、メイン張れるぐらいですよ。

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あらま、ガツとブロッコリーの皿追加。なんと驚異の二皿体勢。こっちも好きだな~
歯応え?香り?味?何がいいとは言い切れないが、臓物料理でしか味わえない美味というものが確実にある。これは何物にも代え難い。

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このマッシュポテトみたいなものが、タラ。 ブランダードと言うらしい。
こんな形で出てくるとは、思わなかった。
本来は塩ダラを戻して作るということなので、棒鱈とか保存食としてのタラが豊富にある日本に似たのがあって良さそうな気もするが、日本的発想じゃ出ないような気もする。
確かにタラの味するけど、タラとしては初体験の食味が不思議な感覚。
タラにこんな食べ方があるなんて。しかも美味しい。白菜サーモンに続く衝撃。

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ときめき鶏のパエリア。
パプリカ等が効いてて、風味が良くて、それがまたこれに合わせたワインと相性良くて、でもワインが何だったのかすっかり忘れてて。
そういや、ラ・マンチャとか言ってたような気が。ラ・マンチャの男。
ま、美味いなら、細かいことはいっか。(爆)
料理もワインもこれだけ良く、シェリーまであるスペインに行きたくなってきますよ。
そんな気持ちを喚起させるほど、他国料理を使いこなすとは、恐るべし。

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蜂蜜たっぷりソルベと、濃厚しっとりチョコケーキで締め。
うむ。 大満足、大満腹。

Cinq200612dish8


今回のお題はモツとタラということで、独特の匂いを持つものばかりだが、それを魅力として活かしながら、インパクトのある料理に。
こうした郷土料理風な裏メニューが食べられるのも、オフならでは。

次回オフのお題は何だろな。楽しみ楽しみ。

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ピタゴラ装置 DVDブック 1

やっぱスゲエ。何度観ても見入ってしまう。
映像を観るだけなら、もっといくらでも勝手に観られる時代だが、これをDVDって形あるもので所有することはなんでだか喜ばしい。

Pitagora

ただ、DVDブックという形式。
個人的には、どのような仕組みで成り立っているのか?というのを映像から読み取るのが面白いのであって、解説本は蛇足という気がしないでもない。
答え合わせ用解答集と思えば問題ないけど、出版社から出され、「ブック」と名乗るからには、本が主体なのかって印象も拭えず。

とか文句垂れながら、しっかり読んでしまう自分がいる訳で。
なかなかセンス良く作り上げられて、出来は悪くないですし。
裏話的なものは興味深く、詳しく語られないながらも随所に滲み出る苦労の跡がよくわかり、隠れた多大な努力にますますファンになったり。

で、私はこの形態に賛成なんだっけ?反対なんだっけ?(笑)
んーとー、商品としての差別化とか付加価値とかって意味では、いいと思う。
作り上げた人達の功績は、言葉にしなければ伝わらない部分もあるし。
一方で、映像だけで多くのものを伝え刺激を与えるものに対し、単純な種明かしは深いレベルでの理解と探求心を阻害する部分もあると思うし…
ま、ピタゴラ装置ファンのためのコレクターズアイテムとしてなら、全然いっか。(爆)

あと、一つのDVD作品として見れば、19分という時間は短いが、解説本の分量との兼ね合いもあるし、結局は集中して一気に観てしまうから、こんなもんでいいのでしょう。
わざわざ1巻と明示してるからには、当然続きがあるということで、それを楽しみに待ちましょうかね。

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サンク・オ・ピエ

当日、バッチリ空腹にしてベストコンディションで臨もうと、店へ行き着くだけ最低限のエネルギー補給をしつつ、完璧に調整しながら向かった。
それが、不測の事態で、開始を1時間半ほど延期に。
始める頃は、Fuelメーターでいえば、「E」の文字を下回って指している状態。
いつエンストしてもおかしかない。それと反比例してテンションはMAXだ!


そんな飢えた獣達に供されたのは、最初の皿から豪華絢爛。
まずは来ました自家製もち豚ハム。見よ。横から見た脂身の厚さを。
普通なら口ん中ねっちゃぁと脂っこい味しか残さないだろうに、このとろける旨味。
タプナードは、我が家でも試作したことあるんだが、こうはならないんだよなあ。
リエットは、豚100%と比べてウサギ肉の味が口に残り、深ーく長ーく楽しめる。
スジ肉煮こごり…でなく、ゼリー寄せは、肉のコクと酸味が絶妙、ヌーボーに合う。
自家製ピクルスにサラダまでもが、これまた合う。
どれもこれもあれもそれも合う。

Cinq200611dish1


そのボジョレーヌーボーも、これらに負けず良いんですよ。
ヌーボーってえと、フレッシュさと渋み雑味が渾然一体となってるイメージ。
ま、ま、若いんだしイイじゃん!みたいな勢いだけが身上かと思ったら、これは違う。
新酒とは思えない落ち着きがあり、角がとれてるぶん、特長である生ジュースのような果実香が際だつ。
こんだけのヌーボーを、こんだけの料理と共に食す、幸せ。

Cinq200611wine1


ツブ貝ともち豚ガツのココット。
エスカルゴ風なツブ貝は大好きだけど、さりげなく入っているガツが今回のポイント。
臭みなし味しっかり。噛みごたえあっても長く残らず適度なところで噛みきれる歯応え。
ツブ貝との対比もあるからか、妙にハマる。
食材も見た目も食べ姿も地味ながら、心の中ではこれウマ!の連呼。

Cinq200611dish2


赤座エビのミルフィーユ仕立て。
身がプリプリーの、パイがサクサクーの、ソースが超濃厚海老味ーの。
このソース、海老のジュってやつ。これこそ海老好きを狂喜させるヤバい代物。
この料理に比べりゃ、焼いただけの海老なんて、海老の持てるポテンシャルの数分の一しか実力発揮してないと断言出来ましょう。

Cinq200611dish3


メインのワインは、あのシャトー・マルゴーのセカンドワイン。
かねがねお名前だけは。と、うやうやしくいただく。 うおー、上品。いや、お上品。
貴婦人のような。とかいう表現て、こういうことだろうか?
着飾ったりせんでも、立ち居振る舞いから自然と滲み出る品位。これでセカンドとは。
うーむ、貴婦人のような。このフレーズ、ギャグじゃなかったんだ…(おいおい)

Cinq200611wine2


さあ、準備万端、満を持してのメイン。
非の打ち所がない焼き加減のエゾ鹿肉に、このソースの甘みと酸味が非常に合う。
それに、件のワインが出会ったらば。
どの要素も抑えられ派手でなく、しかしながら、華やかさと深みを兼ね備えた極上の味。野暮ったさのない本物の贅沢とは、こういうことではなかろうか。
こうなると、かのフォアグラ様が、脇役に徹してらっしゃるかのよう。
気持ちは王侯貴族。最高にリッチな気分に浸れる一皿。

Cinq200611dish4


デザートも単なるデザートじゃない。ここでヌーボー再登場してご一緒に。という趣向。
カスタードプリンは、定番ながら進化し続ける味。
木イチゴのアイスは、幼少時の刷り込みなのかイチゴミルク味に弱いんよね。その最上級。そらいいに決まってます。
カシスとチョコのムースは、カシスの酸味、チョコの甘みとほろ苦さ、これとヌーボーがベストマッチ。
こーゆー楽しみ方もあったか! ヌーボーならではの楽しみを毎回教えられてしまう。

Cinq200611dish6


今回は、ヌーボーメニューに加え、クリスマスメニュー先取りの、いいとこどり。
盆と正月が一緒に来たような。現実には盆や正月でも味わえない(笑)、贅沢三昧。
や、マジで、正月に欲しいですよ。ハムだけでも。

とにかく濃密で、とにかくギュウと詰まった内容でござりました~

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