かれーの店 うどん
カレー屋なのに、店名が「うどん」。
カレーうどんの店じゃない。うどんは一切ない。

その理由として、子供に命名させたらこうなったという説明が一応なされている。が。
それにしたって、うどん。 理由や狙いがどうあれ、ずいぶん思い切っとる。
気になって来てしまう私みたいのがいるんだから、それが戦略なら成功かもしれない。
店の雰囲気は馴染む人なら居心地いいが、そうでなきゃダサいの一言で済まされそう。
カウンターのみの飾り気のない店内、あるのはカレー粉の缶、昔ながらのカレーポット。
30~40年前のショボいカレースタンドを、そのまま再現したかの如く。
これが、昭和レトロ趣味な店とも違う。
昔風でイカスでしょ?懐かしいでしょ?みたいな、アピールなんか全く感じられない。
昔からそのまま残ってるだけの、古臭い店というのでもない。比較的新しい店だもん。
ただ貧乏臭いとも違う。それなら下手な自作物と百均食器で、また違ったものになる。
この微妙な感じ。おそらくは意識してやらないと、こうならない。
他店とは違った方向のこだわりですな。こーゆー空間作り、私にとってはアリです。
さて、何を注文しよう。
しばらく迷ったあげく、<おすすめ>とちっさく書かれていた「夜すーぷ」に決定。
どんなものが来るのか待っていると、肉をジュウジュウ焼きだした。
鶏肉をソテーしてから入れるのか。肉の大きさ的には焼き鳥ぐらいだが。
焼いたばかりで熱々の肉は、ムチッと歯応えあり、焦げ目もついて香ばしい。
これが、ルーカレーではない、完全なスープでもない、このスープカレーに合っている。
スープカレーに鶏肉って、丸ごとチキンレッグぐらいじゃないと物足りなさあったけども、これなら充分満足出来る。食べやすさと風味ではむしろ上。こりゃ良いですぞ。
カレースープのほうも、辛さのバランスとコクは合格。
店主に勧められたとおり、カレーを口に含んでから、ライスを食べてみる。
なるほど。ご飯の甘さが引き立つ。 でも面倒だから、残りはかけちゃえー!
ふむ。シンプルながら、いい感じのカレーです。

何気に一人でフラッと寄って、サッと食べれる。されど美味い。
豪華だったり、いかにも気合い入ってる店ばかりじゃ疲れちゃうもの。こんな店もいい。
ただ、五反田なんて、そうは行かんとこなのよねぇ。
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