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サンク・オ・ピエ

今回のお題は、リンゴとポトフでございます。

まずは、生牡蠣。最初は手堅く定番かと思いきや、上に乗ってるのは、すりリンゴ。
初っ端から、飛ばしてるのう。
若干動揺したが、何が出ようと味には信頼おけるんで、安心していける。

これには当然、シードルですね。
リンゴの酸味が牡蠣にも結構合うし、余分な甘みは辛口のシードルが流してくれるし、なんせ泡物はこーゆーのに強い。難物の牡蠣が、まんまとリンゴに懐柔されとる。
しかし、生牡蠣だけで、どんだけバリエーションがあることだろう…

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リンゴしめ鯖。
過去には、イチゴしめ鯖もありました。
それにつけても、サンクのしめ鯖はいろんなもんを乗っけて登場することよ。
食べた印象はだいぶ異なり、これだとサッパリ感が強調される。

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シードルの次に来た白ワインが、なんだかリンゴの香りと酸味を感じる。
ここまでリンゴ尽くしだから、これもリンゴワインなのか!?
ブブー!不正解。シャルドネでした。(ノ∀`)
直球かと思わせて変化球。それにしたって、こんだけリンゴっぽいワインとは。

これに、もち豚ガツのシードル煮。
さすが、スープはほんのり甘い。
あえて甘さの出る野菜は入れずシンプルにすることで、ほのかなリンゴ風味が活きる。
そんな清涼な世界に違和感なく、ガツが。
「臓物」だなんて生臭いものだったと思えない存在になっておられますよ。
でも、噛みしめるたび、なんともいい味が染み出てくる。これがたまらん。

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海老のクリーム煮? その実態は、こってり海老ソースですかね。
前皿から一転し、とっても濃厚。バターたっぷり。だけど白ワインのアテとしては最高。
バターに白ワインで、リッチな味だけがずっと口に残る。
そんな中、終始一貫して主張をし続ける、海老の旨味旨味旨味。
このソースだけは、ちょっとでも残しちゃなんねえ!

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第二のお題、ポトフ。
自然な甘さの白菜、柔らかいけど煮崩れず味を吸った人参とコールラビ。
肉はソーセージだけじゃないよ。なんと掟破りの豚バラ肉入り。
煮込み料理としちゃ、通常あり得ん技術と手間かけてるからこそ成立しているもの。
脂身がしっかり残り、肉軟らか。もち豚の脂をもってすればポトフに入れてもクドくない。

上に乗ってるのはバニラアイス。ではなくて、マスタードと生クリームのブレンド品。
これが、乳脂肪のコクとまろやかさを加えつつ、味を引き締めてくれる。

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ときめき鶏のロースト サラダ仕立て。
この揚げたように焼けた皮が。むっちりしたお肉が。私を魅了して止まない。
これに合わせる赤ワインは、淡白でクセのない鶏にまで合いながら、軽いだけじゃない深い余韻があって良いですな。
半羽ぐらいあっても、食べられそう。この時点で真剣にそう思わせるから恐い。

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そして、アップルパイ。
パイ生地に生リンゴを乗っけて、そのまま焼いたもの。
アメリカンスタイルやタルトタタンのように、透き通るほど火が通ってはいない。
生の香りと食感を残し、甘味と酸味はアプリコットジャムが補っている。
今度はこれに、甘口のシードルだ。
最後のデザートまで、爽やかさ漂うリンゴ味での締め。

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今回のお題は慣れ親しんだものだけに展開が読めそうでいて、想定外の味。
リンゴもポトフも素朴な田舎料理だけじゃない。まだまだ奥が深い…
次回は、どんな食材の隠れた魅力を掘り起こしてくれるのだろうか。
あれこれ想像する楽しみまで、与えてくれるなあ。


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