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愛媛愛

納豆菌(の近縁種)を使った、市販の排水口洗浄剤ってのが、ありまして。
本当に菌が汚れを分解するとすれば、効果が多少持続するだろうし、掃除やメンテナンスの手間が省けると期待して購入。

使ってみると、まあ効いてはいるみたいだ。だけども。
継続使用しないと意味はなく、それだとコストかかり過ぎなお値段。
それがネックとなって、使い続けるまでには到らず。

納豆菌が効くんだったら、自家培養して低コストで生産出来るんじゃないか?と当然思いつくものの、納豆菌を純粋培養する筈が、すんごい臭いのやら雑菌やら大量生産しても困るなぁ。などと考えつつ、そのうち忘れてたのですが。

Natto

そしたら、バッチリなのがありましたぜ。
愛媛県工業技術センターが開発した、「えひめAI」というやつ。
材料は、納豆・ヨーグルト・ドライイースト・砂糖・水。
全てを容器に入れ、よく振り混ぜ、恒温保存一週間で完成ですと。
これは簡単。さっそく作製。

さて、出来上がりを嗅いでみる。
クンクン… ほう、酒種パンのような匂い。材料から考えればそんなもんか。
納豆臭も若干するが、さほど変な匂いではない。

上澄みをスプレーに入れて、あちこち撒く。
台所、風呂、トイレ、洗面所、洗濯槽。
頻度としては、毎日だったり数日間隔だったり、気がついた時だけのアバウト散布。
かなりいいかげんで、微生物にとって気温低いとか、劣悪条件での実証実験開始。

長期使用した結果。
台所のシンクは、ステンレスにすぐ曇りが出るものだが、その汚れ具合が少なく抑えられた。ような気がする。
トイレでは、黒ズミ発生なく、以前よりも水アカの付着は見られない。ような気がする。
うーん、微妙。 これが論文や科学番組なら、データ捏造せねばならんとこだ。

油詰まりや悪臭に悩まされてればなあ。こんなに効果が!とか言えたね。(たぶん)
ま、劇的というほどじゃないが、なんとなく良さげだと思えるなら、それでいいさ。
自分の代わりに微生物が働いて掃除してくれてる。そう信じていられるだけでいい。

微生物を利用したものだと、似たようなもんで、EM(有用微生物群)ってのもありますけど、不明な点も多く、とにかく万能であると盲信する輩や、一儲けを企む輩が絡んできて、怪しい感じが拭えない。
有用は有用なんでしょーが、実際に良いものかの見極めが難しいと思うのだ。

えひめAIは、納豆菌と乳酸菌と酵母。シンプルで分かり易い。
しかも、常日頃摂取し自分の体で安全性検証済の物を使い、自らの管理下で作製。
そして、これ製造特許がある訳でなく、誰でも自由に作って使って良いと。
このオープンアーキテクチャな思想も気に入った。

そんでもって、安い。これ重要。
ちなみに原価を計算してみたら、リッター当たり百円もかからない。
それも家にあるものばかりで出来るため、家庭用なら実質原価ゼロに等しい。
タダ同然と思えば、遠慮無くドバドバ使える。
継続使用していくのに、この点は欠かせないと思う。

さらに、我が家の排水口の先でも仕事をし続け、下水を浄化してくれてもいる筈なのだ。
水環境浄化にまで貢献しつつ、自然・安全・タダ同然。
いや、エコとか二の次、効けば儲けもの。
肝心なのは、微生物がうじゃうじゃとあちこち浄化してるイメージを描けること。

Kamosuzo

鰯の頭も信心から。
今日もせっせと作ってはシュッシュと撒いて、みんなキレイになーれー♪とおまじない。
いつか実現する筈の、美しい川や海(そして切実に美しい我が家)を、夢見ながら。

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