サンク・オ・ピエ
今回のテーマ:「初夏の魚介と白ワイン色々、もしかしたら日本酒もあり?」
今までいろんな趣向で楽しませてもらってるが、サンクで日本酒は初めての試み。
どうなるやらドキドキしてると、初っ端から来ましたよ日本酒。天鷹の「國造」。
しかし、レストランでワイングラス傾けて日本酒飲むのは、なんか変な感じだ。
これには何を合わせてくるのかと思ったら、「めふんとクジラベーコン」。
日本酒専門の居酒屋でも、そうそう出てこないディープなメニュー。
それをこんなとこで食べている、摩訶不思議な光景。
めふんと日本酒、これはヤバい。恐いほど酒がすすむ。
そりゃいいとして、注目すべきはクジラベーコン。
ちょうどに脂がとろける状態にしてあり、脂っこさは感じず旨味のみ。
和辛子、紫蘇に茗荷、そして、さらしてないから少々の辛みと甘みしっかりな新玉葱。
こいつらが、香り豊かに盛り上げるわけ。
一見手のかかってない、フツーのつきだしっぽいんだけど、こいつにはヤられた。
これ食べるまで、クジラベーコンの良さを一部しか理解してなかったんだなー と反省。

蛸と鯛に胡瓜まで散らして、まんま酢の物。か?
これには、南アフリカの白ワイン。
アフリカ産の蛸はよく食べてるし、アフリカ産のワインも飲むけれど、こういう出会いは考えたこともなかった。
蛸と鯛と胡瓜。ムシムシした季節にはどれもさっぱりしてて、いい組み合わせ。
本来なら冷酒でクイッといくとこを、あえて白ワインで。この爽やかさもいいなあ。

もうお馴染み?の〆鯖かな。
下には、プチトマト、シャキシャキなブラウンえのき、ワカメが隠れている。
まだまだ続くよ、居酒屋メニュー。
これもちゃんと白ワインが合っちゃうんだから、まいります。

帆立と筍。 春の孟宗竹に続き、真竹の筍にも出会えました。
こいつも日本酒とだったら なんて、つい想像してしまうのだが、旨味を深めるのなら日本酒なんだけど、軽く香りよくいくならこちらの白ワイン。
この時季の体感や気分に合ったものをと考えていけば、やはりこのチョイスなのだろう。

これは絹サヤらしいが、もっと育ったものなんでグリンピースそっくり。
実はフォアグラも一緒に入ってまして、フォアグラの脂煮のような状態なんでしょか。
新鮮な豆がフォアグラの旨味をまとうと、想像以上に充実した美味。
ようやく和風でないものが出てきたと思ったら、ワインのほうが日本酒っぽい!
乳酸の強い日本酒、例えば「木戸泉」とかを思わせるような、ワインらしからぬ味。
木戸泉も日本酒っぽくはないがな。つまり異端の味じゃろか。これ好きだわ。

若鶏のロースト。
さっぱりした肉、味付けもシンプルに。ま、焼き鳥ですね。
日本酒だったら濃厚豊潤系、焼酎だったら芋焼酎、暑い時はビールか。
でも、肉相手なら幅広く対応する赤ワインが、やっぱり強みを発揮。
軽い感じのメインにも、あっさり合わせてくる。

おおーっと、来ました。 筍ご飯!
当然のように、おかわりをいただく。
真竹ので今年のはお終いだから、食べ貯めしとかないとね。

苺シャーベットとアメリカンチェリー。
脂肪分とかはなく、冷たーくサッパリさせる一皿。
それでも、この苺味の濃さ。これが満足度を高めている。
ここでなぜか、グラッパを飲んでみよう!ということになり、自主的に追加注文。
うわ、全然合わね~ もっとコッテリしたデザートには合うんだろうけど。
蒸留酒をストレートでいったから、暑くなって汗はかくし。
ここまで心配りされたせっかくの組み立てを、最後に自らブチ壊し。(笑)
これもまた良き経験なり。

いやあ、一皿目だけのお遊びかと思ったら、和風メニューのオンパレード。
それも単なるお遊びでなく、こうした料理は多湿な気候の日本で長い間好まれてきただけあると、6月の会に出てくる必然性に納得。温故知新。
とはいえ、昔のままが一番じゃなく、新たな工夫がより良いものを生み出す。
料理と酒との相性、自分の中の固定観念、そんなものを考え直す内容でもありやした。
さて、次のオフは8月。夏真っ盛り。 カレーかな?他は何がでるかな?
妄想を膨らませつつ、次回も期待!

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