サイテーメディア芸術祭 受賞作発表
サイテーメディア芸術祭とは、メディア芸術の各ジャンルにおいて、最もサイテーだと認められた作品に賞が贈られる、サイテーな芸術祭である。
そんなものは、実在しないけども。
もし、それがあったとしたら。いや、似たようなのはどっかでやってるかもしれんが、今年半ばにして、もう本年の部門賞二つは決まったと言っていい。
まず、マンガ部門。
「Comicサイテー 田中圭一マガジン」(田中圭一)
つまるところ寄せ集めの作品集。コミック雑誌になぞらえて単行本化したのはウマい。
バラエティ富んだ内容だが、首尾一貫しているのは、そのサイテーさ。
名前からしてサイテーだけども、その看板に偽りないサイテーっぷり。

そして、ネット音楽部門。
「雪の中の二人」(つボイノリオ)
「つボイノリオ」を好んで聴く私が、これを初めて耳にした時は、想像超えたサイテーさに戦慄した。それ以来、再度聴く気力が未だ湧かないほど。
サイテーソング決定版は「インカ帝国の成立」だと思っていた自分の甘さが恥ずかしい。

両作者とも、数々のサイテーな作品群を生み出してきた巨匠だが、さらなる高み(低み)を目指した作品を創出し続ける姿勢は尊敬に値するし、畏怖すら感じる。
ここで声を大にして言っておきたいのは、「サイテー」と言われるものが、嫌悪感丸出しで吐き捨てる類の「最低」なものでは決してない。
お下劣ではあっても、浅薄じゃない。安易じゃない。
多大なる努力と才能と愛がなければ、成り立たない。
とか、もっともらしいこと言って擁護したとこで、説得力なんて微塵もないが。
感銘を受けようが受けまいが、誰もが思わず「これはサイテーだ!」と叫んでしまうものこそ、「サイテー」の「サイテー」たる所以である。
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コメント
「comicサイテー」ちょっと面白そうだなあ。
投稿 暮面亭ロベルト | 2007.07.26 04:54 午後