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一蘭(千葉駅C-one店)

博多ラーメンについて調べてたら、本場博多で人気あるラーメン屋の支店が、千葉にもいくつかあると判明。そのうちの一店がここ。しかも、24時間営業だって。へぇ~
買い物ついでに、お試しで行ってみましたよ。

近頃のラーメン屋だから、食券制は当然なのか。
麺やスープの具合については、自分の好みをオーダー専用シートに記入して提出。
「マシマシ!」だの「バリカタ!」だの、謎の呪文を唱えなくて済み、助かった。

Order


それより、「味集中システム」なるものが独特。
カウンターテーブルに仕切板をつけただけなんだが、隣の顔も見えなきゃ話も出来ない。それどころか、席正面の厨房側は暖簾があって、従業員とさえ顔を合わせないようになっており、注文品出てくるとこれが完全に下ろされ、否応なく孤立させられてしまう。
顔を合わせることも会話もなく、黙々と食べ続ける人々。
個室ではないから、すぐ周りに人の気配が充満してて、異様な空気ムンムン。

Ichiran


じゃあ、さぞかし静粛かと思えば、さにあらず。替え玉を注文する度に、チャルメラが電子音で流れる仕組み。しょっちゅう「チャララ~ララ♪」って鳴り響いてんの。
静かすぎると寂しいだろうから という配慮なのか?
でも「味集中システム」なら、極力静かにすべきなのでは? 意図不明な仕掛けだ。
またこれが、「さあ、みんなガンガン注文してるぞ! もっともっと食え!」みたいな、見えないライバル達と、競争させられてる気分にもなる。

ここで頭に浮かんだイメージは、白紙同然なのに終了間際のテスト会場であったり、やればやるほどスッてく時のパチンコ屋であったり、ブロイラー飼育場であったり。
見知らぬ他人の中にいるからこそ、ツラい時一層感じる孤独と言いましょうか。
ラーメンを味わいに来て、孤独感までたっぷり味わうとは…

Niwatori


だけんど、このシステムを否定する気はさらさらない。TPOで使い分けるもんだなと。
これが深夜一人きりならば、その時間に食べれるものとしては上等だし、手頃な料金だし、出てくるの早いし、夜中の低いテンションでは誰にもかまわれず一人にさせてくれるのが有り難いだろうし。
少なくとも、二人以上で休日昼に行くとこじゃなく、使い方として私が間違ってたよ。


それにしても思いがけず、いろいろ考えさせられた。
店の雰囲気とかは、味を楽しむための重要な構成要素だと思うんだが、ここまでバッサリ切り捨てているのは、対応や様式のみにこだわる店への反逆なのか。
それとも、サービス業から脱却し、純粋な意味での飲食業を確立するのが狙いなのか。
そして、どこからどこまでを、その店の「味」として評価すべきなのか。
ただ味覚のみが「味」だと言うのなら、将来は目隠し+耳栓着用になっていくんだろか。

食の在り方について、独り思索に耽りたくなったなら、皆ここへ来るといい。

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