九州列車旅(鹿児島~長崎編)
鹿児島中央駅から、九州新幹線「つばめ」に乗車。
九州新幹線は、700系車両をベースとして作られた、800系というらしい。
しかしながら、元が同じなんて思えないほど、外見・中身とも違う。

普通車でも4列シート(他の新幹線だと5列)は偉いが、東京から乗ってきた東海道・山陽新幹線グリーン車だって、そりゃ同じこと。
なのに、グリーン席より遙かにグレード高い普通席とは、どういうことだろうか。
大きな違いは、上質感溢れる木製座席。加えて、その高い背もたれが乗客の頭を隠し、満席であっても混雑した窮屈感を与えない。
だから、実際の座席スペース以上に快適さを感じる。これがデザインの力というものか。

輸送力を少々犠牲にしてもやった価値は大。数段アップした居住性を熱烈支持。
これなら長く乗っていたいね。って、始点から終点まで全区間で僅か40分程かい!

さて、朝食は車内で駅弁にしようと思い、「黒豚とんこつ弁当」を駅で予め購入済み。
実は、有名駅弁が売ってなくて、仕方なくあるものの中から選んだんだがな。
昨夜食べた「黒豚とんこつ」が良かったので名前買い。そしたらこれ大当たり。
冷めてるくせに「とんこつ」うめえ。さらに白飯が激うま。
ツヤツヤもちもちのヒノヒカリ。駅弁でこんな銀シャリが食えるとは思わなかった。
しかも、おそらく鹿児島中央駅でしか買えないレア物。今日も朝から幸先いい。

新八代から上はまだ新幹線開通してないので、「リレーつばめ」に乗り換え。

乗った車両は、昔のビュッフェを改造したものらしく、ドーム型天井がいい雰囲気。
網棚のない代わり、荷物用に前席との間隔が多くとられ、ものすごく広々。
とても贅沢な気分にさせてくれるこれも、普通車だったりするんだな。
そのうえグリーンや、あまつさえDXグリーンまで存在するこの列車。すごすぎ。

ここでは、最後の一個だった「つばめ弁当」を見事ゲット。
弁当運だけでいえば、今が人生最高かもしれん。私には食べ物運しかないのかね。

鳥栖駅で「白いかもめ」に。
駅名が駅名だけに、つばめ だの かもめ だのがひっきりなし。

こっちの客席はまたゴツくて、重役席みたいな黒革シート。
これも気分いいね。ふんぞり返って、ガハハとか笑いたくなる。
しっかし、シートに社運かけてます!ぐらいの勢い。そんなとこが好きさJR九州。

旅の最終地、長崎駅に到着いたしました。
降車すると、いきなり猫。ホームを闊歩してたり、ベンチで寝てたり。
猫の多い街だとは聞いていたが、こんな駅内部にまで。長崎恐るべし。
逃げないからって触っちゃダメ。迷惑そうに舌でゾリっと舐められます。(体験済み)



まずは、長崎中華街へ行き、「会楽園」で、チャンポンを食す。ウマイ。
他の店にも行って食べてみたかったけど、時間的/胃袋的余裕ないのが残念至極。
出来るなら留まり、ここ長崎でチャンポンを思う存分探求したい。猫と戯れたい。
猫とチャンポンに魅了され、自分内ランキング・街部門で、長崎が赤丸急上昇。
長崎に対する熱い思いは、江戸時代の蘭学者の如く。(志の高さはだいぶ違います)

今まで観光らしい観光をしてないので、ようやく最終日に回ってみたり。
グラバー園行ったり、オランダ坂行ったり、出島行ったり。
観光地としても良い街なのですが、結論としましては、「長崎は坂がハンパねえ!」
知ってたけど、坂が多いと言われる函館や神戸より、キツいわ。
クタクタになって、長崎の自分内ランキング、やや下がる。

さすがに帰りも電車乗る根性はないので、長崎空港へ。
空港内で土産を買い漁り、生ビールにてお疲れ様会。
そしたら、思いがけずこんなとこで見つけちまい、頼んじゃったよ「トルコライス」。
昭和風味&雑多加減が面白いのう。これで長崎名物の基本線は、きっちりおさえたぜ。

今回の旅について。
鉄道趣味、いわゆる「鐵属性」ってのが、私には全然ない。
そうでありながら、九州の鉄道にはなぜか惹かれ、慣れない列車旅なぞやってみた。
それにしても、一日の大半を列車に揺られるという行為は、苦痛や退屈を伴うものと覚悟していたが、そんなものは全くの杞憂。これほど楽しめるとは、逆に驚かされたり。
これで鉄道に目覚め、いろいろ乗ってみよう という気はちっとも起きないけど。(笑)
でも、九州には是非また来たい。まだ行ってない所いっぱいだしな。
そして、再び九州を巡るとすれば、その時も鉄道で! と、強く思う次第でございます。

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