大乱闘スマッシュブラザーズX

「スマブラ」は、64版・GC版とシリーズ全てやってきてまして。
順調に進化を遂げてきた貴重な良ゲーだけに、それなりの期待もしてた。
とりあえず、基本の対戦部分はイイ感じに仕上がってて、一安心。
また、ヌンチャクコントローラーが、思ったより操作性良好で。
右手と左手が自由なポジションに置けるから、プレイし易さ倍増だね。
ま、これはWii本体の手柄だけれど。

それにしても今回のは、すっげーボリューム。
考えつく限りのものを、片っ端から詰め込んだかのよう。偏執的なほどに。
もし、自分がこれのデバッガーだったら と考えただけで、卒倒しそうだ。
こんだけの超大作としては、驚異的な完成度とゲームバランスだが、いくつか気になる点は無きにしもあらず。
例えば、アドベンチャーモードの出来は、それにしたってどうなのかと。
総キャラ出演させるためか、ストーリーはかなり強引。2プレイヤー側では満足に操作出来ないし、先のマップを知らなければ必ず死ぬ等、理不尽さを感じるゲーム内容。
しかも、これやらないと各種出現条件が満たせないため、義務的にやらねばならず、またやたらと長いもんだから、すでにプレイが苦行だし。
任天堂(本社)制作ゲームの、隅々まで行き届いた親切設計に慣れちゃったせいか、任天堂ブランドとしては、この部分だけ今一つな印象。
あと、対戦ステージによってはフィールド広過ぎて、自キャラが豆粒大にしか見えない。
そんなのが縦横無尽に高速で動き回りながら、高度な駆け引きある戦闘をしろと?
最低限40インチクラスの画面がなければ、到底把握仕切れないんじゃ… と思わせる。
つまり、少々やり過ぎ感は否めない。
が、そうしたもの全てひっくるめ、この弾けまくったハチャメチャ感は大好きさ。
牛丼屋で「デッカイやつ頼むよ」って注文し、超特盛りが出てくるだろうと思ってたら、目の前に牛の丸焼き出された! てな感じ。

これ、グラフィックやキャラだけ、ちょいちょいっとイジって出すことも出来たのに。
それだって高評価は得られた筈だし、ゲームバランス的にも採算的にもラクだったろう。
しかし、ただ単に手堅くまとめるのを良しとせず、あえて茨の道を選んでまで、「これでもか!」なゲームを完成させた気概こそ高く評価したい。
総評。
作り込みの物凄さが、欠点を補って余りある、素晴らしい出来でございます。
むしろ、開発チームの壮絶な執念がソフトに取り憑いてること必至であり、ちゃんと最後の最後までやらないと呪い殺されそう。
でも、やり尽くすのは絶対絶対無理です。 どうか呪わないで下さい。(泣)
せめて感謝の念を持ち、末永くプレイすることで、怨念の供養をしてこうと思います。
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