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中華菜館 同發 本館

横浜中華街に来ると、ここの店先にある焼物に惹かれ、いつも土産を買ってしまう。
家鴨だのチャーシューだのが、いい色してぶら下がってんだもん。

今回は久方ぶりに、店内でお食事。
肉気分が盛り上がっていたので、焼物をいろいろ頼んでみる。


豚耳はよく食べてるけど、コリコリ感がこんなに絶妙なのは知らない。

Butamimi


豚生腸はクセも匂いもなく、豚のモツだと思えん。また弾力がほど良い。

Butachou


牛肚はハチノスだが、普通は味も食感もスカスカなの多いんよね。
ヒダヒダの食感や胃壁のむっちり感が少しも損なわれず、これは素晴らしいハチノス。

Hachinosu


皮付豚は、肉と脂と皮のバランスが。
一体化してて3つ別々の物理特性のものを、どのように調理すると全てがベストの状態に持ってけるんだろうか。

Yakibuta


どれも味付けシンプルで、素材の良さバッチリ。
八角などのスパイスはさほど効かせてない割に、臭みだって全く出てない。
焼物を、焼きたてではない状態で美味しく食べさせる技術ってのも不思議。

焼物担当のおっさんは無愛想なんだけど、これ食べたら、そんなの全然許せます。
むしろ、尊敬の念すら抱く。 すごいよ、おっさん。(←でも、おっさん扱い)

ガッツリ肉食べたー!って気分。 満足させてもらいました。
ええ、当然、焼物のお土産(焼鴨)は、たっぷり買って帰りましたとも。


Yakigamo

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快眠音楽考

よく、amazonから「これどう?買わない?」って、CDとかのおすすめメール届くんだが、時たまビックリさせられることがある。
それに関連するようなものは一切買ってないし、チェックしたこともないのに、自分の趣味をズバリ言い当てた品だった場合です。

今回勧められたのは、「Dreams」ってCD。
アルバム名からわかるとおり、就寝時に聴く音楽集ですな。
音楽でリラックスさせ、心地よい睡眠導入を図るってわけ。
このテの就寝用に最適な音楽を探し出すのがですね、実は私の密かな趣味。

昔はCDやMDに編集してたけど、iPodのある現在、専用に厳選した曲のリストからランダム再生すれば飽きることなく、スリープタイマーで就寝後は静か。 もう万全の体制。
ただ、肝心の選曲が問題。 自分の好きな曲から静かなのを選んでかければいいかっつーと、事はそう簡単にいかず、しっくりするものを見つけるのって、なかなか難しい。

そんな私の悩みに、思わぬ所から助けを差し出してくれようとは。
今まで、そのものズバリな内容のCDを買い求めることはなかったが、amazonさんに見抜かれちまっちゃ仕方あんめえ。 そいつらまとめて、買わせていただきまひょ。

DreamsDreams2


で、この「Dreams」の評価。 悪かないけど、私的にはちと惜しい。
リラクゼーション効果という点では、それなりにいいと思う。
肝心なのは、リラックスしてからのウトウトしてきた寝入り端でして、そこで少しでも耳障りだと、覚醒状態に引き戻されちゃうこともあるんよ。

曲調が明る過ぎると目覚めてしまうし、暗い曲では不安感を煽る。
躍動的な「生」のイメージでは休めず、眠り→永眠=「死」をイメージさせてはならず、現実世界のしがらみを連想させるものでは「夢」の世界に入れない。
じゃあ、どんなのが合う/合わないのか?

まず、ボーカルが入ってると、だいぶ厳しい。
人の言葉というだけで、頭は勝手に意味を拾おうとし、言語野が刺激されて不必要に脳味噌の回転数上がる感じ。

静かなジャズは夜にピッタリだが、あれは酒でも飲みながら聴くもの。
基本的に複雑さを楽しむ、頭で聴く音楽。脳味噌活性化しちゃって目が冴えるのよね。

アンビエントなんか良さげに思えるが、単調過ぎてもあまりそぐわないようで。
また、環境音楽には野外音が多く、外じゃ本能的に安心して眠れない。
水音でも入ってた日にゃ、水漏れみたいで余計気になっちゃったり。

それから、伝統音楽ってのは、歴史があるから音楽に厚みもあるぶん、重い。
民族の歴史、伝統、その他諸々、ずっしりと重ーく音に乗っかってくる。
トラディショナルでなく、伝統楽器とかの良い要素をうまく取り入れつつ、表現されてる音楽ならば、自由で軽い感じが疲れないんだけども。


 我  な  が  ら  注  文  多  過  ぎ  !!


他人がこんなこと言ってたら、絶対腹立つわ。
いや、理屈を考えてくと、たぶんこうだろうな ってことで、実際はよく眠れるか眠れないかの単純なこと。 良さそうなのを試してみては、採用か不採用か。ただそんだけ。
具体的に私の選んだのは、こんなヤツら。


『ENYA』
ヒーリングミュージックで一括りにされて侮られがちだけども、この人の実力は確か。
細部まで作り込みしっかりしており、音楽に粗雑さがなく無駄もないというのが、こういう聴き方をしてるとよくわかる。
また、自分の声を楽器の一部として捉えている点は徹底してて、歌声が入ってるのに就寝音楽として通用する希有な例。

Shepherd_moonsA_day_without_rain


『チェン・ミン』
二胡の名手ってのはたくさんいて、確かに皆上手い。ですが、上手いからこそなのか超絶技巧的な早弾きが多くて、疲れちゃうんですよ。 つーか寝る時にゃ、うっせ。
チェン・ミンのは、二胡でこそ聴きたい旋律と音色が落ち着くんですわ。かつ、現代的なアレンジで、独奏にはない他楽器との調和も良い。

MoonTwo_as_one


『カテリーナ古楽合奏団』
古楽器って、素朴であったかいイメージ。
当時のまんまに宗教音楽でもやられちゃ、印象は全く違うでしょうが、こうしたコミカルな楽曲に使用されると、めちゃ和む~

DuctiaZassounote


『木下尊惇』
ボリビアに単身渡り長年音楽やっていた経歴を持つ、ギタリスト。
第一線でフォルクローレをやってただけあり、そのギターソロは郷愁を誘うような、なんとも言えない魅力がある。

ShirotsumekusaNamidairo


『FINAL FANTASY IV ケルティックムーン』
これだけはアーティストでなく、アルバム単品。
タイトルどおり某有名ゲームでの使用楽曲なんですが、このシリーズで名をなした作曲者・植松伸夫の最高傑作と言われるのが、FFIV。
その曲を、わざわざアイルランドに渡って、ケルティックバンドに演奏してもらったという、バブル期のご乱行としか思えないことをやってのけたのが、これ。
しかし、これが良かった。 ここまでやるのも納得な出来。

Celtic_moon


同じ音楽でも受け取るイメージは人それぞれ異なるもので、よく眠れる音楽ってのも人それぞれということに、結局はなるんでしょうけど。
ただ、音楽をクラシックだプログレだニューエイジだといったジャンル分けで聴くんじゃなく、「快眠音楽」という切り口での聴き方が、もっと一般的だっていいのに。
おそらく誰でも、起きてる時の音楽の好みと別物になるから、また違った楽しさなのに。


これからの音楽は、「すっごい気持ち良く眠れる」が、キーワードだ!

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「ネコナデ」終了

Nekonade1


猫ドラマということで、猫さえ見れりゃいいと、ローカル番組だし期待もせず見始めた。
ところが、猫の登場シーンは思ったより少なく、もっと見せろ!と、鬱憤溜まる展開。
しかし、それがかえって、猫を渇望する気持ちが高まり、主人公である鬼塚部長へ感情移入して、彼の心と徐々にシンクロしていく。


Nekonade2


猫とは無縁の生活から、猫の下僕へと墜ちていくさまは、コミカルだが現実感持って迫り、人は安定した生活を投げ打ってでも、猫に傾倒してしまうものなのだ と確信する。
これは人ごとでなく、我が身がどうなっても猫という甘美な快楽に溺れてみたいっ…! と思ってしまう自分が恐ろしい。


Nekonade3


制作費とか番組規模では、キー局制作のと比べものにならないぐらいショボいが、それでもやりようによっちゃ、ここまで出来るってことを証明した。
ローカル局制作のテレビドラマとしては、歴史的快挙といえる作品ではなかろうか。

テレビが衰退の一途だと思われている昨今において、ローカル局の元気さは喜ばしい。
UHFアニメも結構レベル高くなってきたし。 「俗・さよなら絶望先生」とか。
生き残りに必死なローカル局同士で連携したりした努力が、実を結んだと言えましょう。

おかげで最近、地方CMばかり見てる気がする。(笑)

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サンク・オ・ピエ

やってきました、7周年記念。
期待に胸を目一杯膨らませ、腹を目一杯凹ませた餓鬼どもが、集結しましたよ。

まず、帆立と苺の前菜。 前回のトリオからコンビでの登場。
これにはやはり、白のスパークリング。
パンのいい香りのような、ちょっとイースト発酵臭っぽさが感じられ、帆立にはこっち系統の香りが合うみたい。

Cinq200803dish1


スペイン産イベリコ豚のスモークハム。
こいつはローストビーフか? と、疑いたくなるほど、インパクトある肉の味。
脂は正真正銘良質豚脂なので、口溶け良く旨味なポークハムの長所も活きてる。
もち豚のが淡麗系ハムだとすれば、イベリコ豚のは豊潤系ハム。
こうなると全くの別物。 好みがどうのというより、どっち食べても美味いわ。

Cinq200803dish2


タルトタタンとフォアグラのソテー。
フォアグラとリンゴの相性はよく知るところですが、今回それ以上のものを感じまして。
いい塩梅っちゅーんですか、鮮烈に塩みが美味い。
フォアグラの脂と焦げとリンゴの甘みが、塩をイイ具合に際だたせるんじゃろか。
この妙に馴染んで調和しつつ、甘旨じょっぱいのにシビれた。

Cinq200803dish3


やたらと気になってた、ビーフコンソメ。
ともかく牛肉をふんだんに使い、この1杯のスープには、それの倍以上の肉エキスが溶け込んでるとのこと。
スープスプーンがティースプーン程度の大きさだけど、だから少々もどかしいんだけど、その濃厚さ故に一口はこれで充分なのだ。 どちらにせよ、すぐ飲み干してしまうのだ。
アクセントとして胡椒が入り、やっぱ牛には好相性。 基本的に胡椒好きだし。
でもね、それでもね、「胡椒のくせにあんま出しゃばるな!」って、最後には言いたくなるぐらい、極上コンソメを味わうことに対し敏感で貪欲になってしまう。

Cinq200803dish4


魚介の皿は、鯛のソテー。
油を使わず焼いた鯛に、ニンジンのピュレが入った赤ワインソース、下にはタマネギ。
ベルナール・ロワゾー風ということで、油脂の類を加えずに仕上げてあることは驚きだが、鯛に赤ワインという取り合わせも興味をそそられる。

これが、奇抜なアイデアで驚かすだけの料理じゃなく、ちゃーんと美味しいんだな。
油に依存しない分、各素材の味が少しもボヤケず、ミスマッチっぽい赤ワインはコクの一要素として働き、不利だと思われた部分が逆に武器だったりする。
しかし、油脂のコクに頼れないということは、それぞれの要素が余程しっかりしてないと味成立しないわけで。 そこが凡人には真似できない難しさよ。

Cinq200803dish5


メインは、穀物肥育の仔羊の芯のロースト。
仔羊の背肉から、脂及び外縁部をゴッソリ取り除き、中心部分の芯肉だけですもの。
精米歩合ならぬ、精肉歩合何%とかいう話です。 まさに、お肉の大吟醸。
「羊臭さがない」というのは予想通りとして、羊どころか肉の匂いそのものが希薄すぎ、正体不明の肉というか。
決して淡泊だとか味薄いとかでなく、赤身肉の旨味が溢れてるのに! ですよ?
(具体的にこれというものはないけれど)とにかく「旨い肉」で思い浮かぶ脳内イメージを具現化したら、きっとこんな味。

これは、穀物肥育の仔羊だからこそなんだろうし、贅沢に芯の部分だけ使用だからこそなんだろうし、ゆっくりじっくりギリギリの焼き加減だからこそなんだろうし。
今回のワインもだいぶ合ってて良かったんだが、ワインのグレードをさらに上げていけば、どこまでも料理の格が上がっていく予感。
とびきりのワイン用意して、いつかまた食べてやろう! と、決意させる逸品。

Cinq200803dish6


特注クレームブリュレ。 メインデザート前のプレデザート。(笑)
実は、プリンのリクエストをしてたんですけど、それがしっかり叶えられてるの。
もう、これプリンだと断言出来るぐらい、カスタード味の濃ゆいこと濃ゆいこと。
食感も、なめらかトロ~リから、プリンプリ~ンの中間。
リクエスト以上の、いいとこ取りじゃないですか。 すいません、これ大好きです。

Cinq200803dish7


こっちが真のラスボス、モワルーショコラ。
熱々ふわふわのチョコスフレ生地の中から、トロトロ~っと溢れてくるホワイトチョコとラズベリー。 これに合わせるは、すっかり定番コーヒーの、さかもとこーひー。
カカオ・木苺・コーヒーが、熱い中複雑に絡み合って、なんか熱帯雨林とかのイメージ。
こいつにゃガツンとやられたわ。 さすがラスボス、手強かったぜ…
ま、最初から最後まで、パーティー全滅させられっぱなしだったがな。(爆)

Cinq200803dish8


メニューの練り込みとレベルの高さが、さすがさすがの7周年記念コース。
「これが一番」って最も決めづらい今回。 どれもがパンチ力強烈で、テンション上がりっぱなしでしたよ。
最高に楽しませてもらいました!


Cinq200803wine

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