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サンク・オ・ピエ

やってきました、7周年記念。
期待に胸を目一杯膨らませ、腹を目一杯凹ませた餓鬼どもが、集結しましたよ。

まず、帆立と苺の前菜。 前回のトリオからコンビでの登場。
これにはやはり、白のスパークリング。
パンのいい香りのような、ちょっとイースト発酵臭っぽさが感じられ、帆立にはこっち系統の香りが合うみたい。

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スペイン産イベリコ豚のスモークハム。
こいつはローストビーフか? と、疑いたくなるほど、インパクトある肉の味。
脂は正真正銘良質豚脂なので、口溶け良く旨味なポークハムの長所も活きてる。
もち豚のが淡麗系ハムだとすれば、イベリコ豚のは豊潤系ハム。
こうなると全くの別物。 好みがどうのというより、どっち食べても美味いわ。

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タルトタタンとフォアグラのソテー。
フォアグラとリンゴの相性はよく知るところですが、今回それ以上のものを感じまして。
いい塩梅っちゅーんですか、鮮烈に塩みが美味い。
フォアグラの脂と焦げとリンゴの甘みが、塩をイイ具合に際だたせるんじゃろか。
この妙に馴染んで調和しつつ、甘旨じょっぱいのにシビれた。

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やたらと気になってた、ビーフコンソメ。
ともかく牛肉をふんだんに使い、この1杯のスープには、それの倍以上の肉エキスが溶け込んでるとのこと。
スープスプーンがティースプーン程度の大きさだけど、だから少々もどかしいんだけど、その濃厚さ故に一口はこれで充分なのだ。 どちらにせよ、すぐ飲み干してしまうのだ。
アクセントとして胡椒が入り、やっぱ牛には好相性。 基本的に胡椒好きだし。
でもね、それでもね、「胡椒のくせにあんま出しゃばるな!」って、最後には言いたくなるぐらい、極上コンソメを味わうことに対し敏感で貪欲になってしまう。

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魚介の皿は、鯛のソテー。
油を使わず焼いた鯛に、ニンジンのピュレが入った赤ワインソース、下にはタマネギ。
ベルナール・ロワゾー風ということで、油脂の類を加えずに仕上げてあることは驚きだが、鯛に赤ワインという取り合わせも興味をそそられる。

これが、奇抜なアイデアで驚かすだけの料理じゃなく、ちゃーんと美味しいんだな。
油に依存しない分、各素材の味が少しもボヤケず、ミスマッチっぽい赤ワインはコクの一要素として働き、不利だと思われた部分が逆に武器だったりする。
しかし、油脂のコクに頼れないということは、それぞれの要素が余程しっかりしてないと味成立しないわけで。 そこが凡人には真似できない難しさよ。

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メインは、穀物肥育の仔羊の芯のロースト。
仔羊の背肉から、脂及び外縁部をゴッソリ取り除き、中心部分の芯肉だけですもの。
精米歩合ならぬ、精肉歩合何%とかいう話です。 まさに、お肉の大吟醸。
「羊臭さがない」というのは予想通りとして、羊どころか肉の匂いそのものが希薄すぎ、正体不明の肉というか。
決して淡泊だとか味薄いとかでなく、赤身肉の旨味が溢れてるのに! ですよ?
(具体的にこれというものはないけれど)とにかく「旨い肉」で思い浮かぶ脳内イメージを具現化したら、きっとこんな味。

これは、穀物肥育の仔羊だからこそなんだろうし、贅沢に芯の部分だけ使用だからこそなんだろうし、ゆっくりじっくりギリギリの焼き加減だからこそなんだろうし。
今回のワインもだいぶ合ってて良かったんだが、ワインのグレードをさらに上げていけば、どこまでも料理の格が上がっていく予感。
とびきりのワイン用意して、いつかまた食べてやろう! と、決意させる逸品。

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特注クレームブリュレ。 メインデザート前のプレデザート。(笑)
実は、プリンのリクエストをしてたんですけど、それがしっかり叶えられてるの。
もう、これプリンだと断言出来るぐらい、カスタード味の濃ゆいこと濃ゆいこと。
食感も、なめらかトロ~リから、プリンプリ~ンの中間。
リクエスト以上の、いいとこ取りじゃないですか。 すいません、これ大好きです。

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こっちが真のラスボス、モワルーショコラ。
熱々ふわふわのチョコスフレ生地の中から、トロトロ~っと溢れてくるホワイトチョコとラズベリー。 これに合わせるは、すっかり定番コーヒーの、さかもとこーひー。
カカオ・木苺・コーヒーが、熱い中複雑に絡み合って、なんか熱帯雨林とかのイメージ。
こいつにゃガツンとやられたわ。 さすがラスボス、手強かったぜ…
ま、最初から最後まで、パーティー全滅させられっぱなしだったがな。(爆)

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メニューの練り込みとレベルの高さが、さすがさすがの7周年記念コース。
「これが一番」って最も決めづらい今回。 どれもがパンチ力強烈で、テンション上がりっぱなしでしたよ。
最高に楽しませてもらいました!


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コメント

素晴らしいお料理ですね
とても美味しそう

投稿 ryuji_s1 | 2008.05.03 04:29 午後

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